私の間違ったダイエット方法
そのダイエットの内容とは「絶食」である。まず朝食は摂らない。次にそれまで男子学生並に摂っていた昼食を、母親に頼んでこぶし2つ分くらいの大きさの弁当箱に変えてもらう。さらに夕食はひと口かふた口付けて残す。このような生活が2か月くらい続いた。
おかげで体重は激減した。それから私の人生はバラ色になった気がした。痩せたことによって周りからの羨望の目をひしひしと感じたし、努力を評価してくれた。しかし喜びはつかの間であった。しばしば襲ってくる食欲を必死に耐える毎日になったのである。また「異常な」食生活は家族の中では許されても、他人との食事は「普通」に振る舞わなければならないことが徐々に苦痛となっていった。
そして大学に進学してからこのことは私に精神的苦痛を増大させた。なぜなら大学に入ると「他人との食事」の回数がこれまでよりも増えたからである。人間関係を築いていくい上で必要な「食事」を重ねながらも、体重を維持していくことは至難である。